車椅子ユーザーの運転する車って?

私は車椅子で生活をしている下肢機能障害を抱えているものですが、毎日車を運転しています。田舎なので車がないと生活できないのです、コンビニでさえも車必須です・・

しかし、よく「どうやって車を運転するの?」と聞かれます。

当たり前ですよね、基本ブレーキやアクセルは足で操作するものですから、足が動かせない人には操作はできません。

障害を抱えている本人が運転する場合、障害に合わせた改造をすることで車を運転できる場合があります。

障害の程度、部位によっては改造なしで運転をする場合もあります。

様々な改造がありますが、この記事では筆者の車を紹介します。

車椅子ユーザー向けの車の改造

こちらが筆者の車の運転席です。

字が下手で大変申し訳ないですが、番号順にどのようなものなのかをご紹介しますね。

1.手動運転装置

手でブレーキ、アクセルを操作するための装置です。

押すとブレーキ、引くとアクセルです。

通常の足元のペダルと連動しているため、この装置をつけても健常者が運転することも可能です。

家族と車をシェアできるのは地味にありがたいです。

2.旋回ノブ

手動装置で運転をする場合、ハンドル操作は片手で行うことになります。

その動きを補助するのがこの旋回ノブです。

形状は様々あり、使いやすい形を選択します。

筆者の場合はこの丸型のノブを握ることが難しいので、手のひらで押すような感じで操作しています。

3.トランスファーボード

車椅子から運転席へ移乗をするときにその動作をサポートするためのボードです。車椅子から運転席まで距離があるので、落下などの危険がありますが、このボードを取り付けることで安全な移乗をサポートできます。

こちらはメーカーのものですが、DIYで作る方もいらっしゃいます。

4.ケイレン止めプレート

手動装置で運転している際に、足がアクセルペダルに当たってしまうのを防ぐプレートです。

健常者が運転する場合は折りたたんでペダルで運転することが可能です。

5.ドアベルト

運転席に座ったあと、ドアを閉める際にサポートするベルトです。

その他・・・

写真には写っていないですが、この他に運転席には体幹保持用のベルトが取り付けてあります。

また、車椅子を積み込むためのリフトが屋根に搭載されています。

改造費用は・・・

障害があっても運転はできる!場合はあるのですが、そのための改造費用はどうしてもかかってきてしまいます。

私の場合、上記の全てが必要だったので本体を安い中古車にして総額を抑えるように工夫しました。

車本体よりも改造費用の方が高いです。

全ての費用は伏せますが、下肢に障害がある場合ほとんどの方が取り付ける手動運転装置だけで約20万円です。

改造に補助金は降りるの?

自治体によって異なりますが、通勤や通院などで定期的に運転する場合、改造費用の一部に補助金が降りるケースがあります。

しかし、全てに補助金が降りるわけではなく、基本的には運転に必要な「手動運転装置」のみです。

約20万円の手動運転装置ですが、最大で10万円の助成が降ります(世帯の所得による)。

現在は補助金内で取り付けが可能をウリにした簡易タイプの取り外し可能な手動運転装置を出しているメーカーもありますが、取り外し可能なタイプだと助成金を利用できない自治体もあるので購入前に確認が必要です。

その他移乗や車椅子の積み込みに必要な装置は基本的に自費で取り付けることになります。

車の運転で世界は広がる・・!

障害者が運転をするためには車の改造が必要ですが、その改造には結構な費用がかかります。

また、免許を取得する際にも検査があったりとハードルは低いものではありませんが、やはり車が運転できると行動範囲が広がります。

もし、完全自動運転が今後実用化されたら、運転を諦める人がいなくなるかもしれませんね。