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断捨離はバリアフリー対策の基本

2019-01-12

まずは少しでも車椅子で動ける場所を作ろう

中途障害の場合、特にバリアフリー対策の施されていない通常の住宅に住んでいた方がほとんどだと思います。すぐに引越しや改修をするのは時間的にも、費用的にも難しい場合が多く、多くの方がバリアフリー対策のされていない家に帰ることになります。しかし、何も対策の施されていない家だと、あまりの不便さに今後の生活の不安をより一層強めてしまいます。

バイアフリー対策の全く施されていない家で、少しでも車椅子が過ごしやすくするためにはどうすれば良いでしょうか?

まずは動けるスペースの確保、そして一緒に住むご家族の協力だと思います。

動けるスペースの確保のためには、部屋を片付けてモノを減らすことが大切です。いらないものを処分して、スペースを広げるだけでも、車椅子が旋回できるスペースができるかもしれません。

 

だから、断捨離はバリアフリー対策の第一歩なのです。

車椅子で手が届く場所は限られている

 

いらないモノが溢れていると、車椅子の通行スペースが遮られるかもしれません。そのために荷物を片付ける必要がありますが、もう一つ、大切な理由があります。

車椅子に乗ったまま手が届く範囲は、しゃがんだり脚立を登ることができる方々よりも、はるかに小さいです。

床下収納や吊り戸棚、クローゼットの上の段なんかは確実に届きません。

毎回必要なものを周りにとってもらうのは気が引けますし、お互いにストレスが溜まります。一人暮らしの場合は、ヘルパーさんが来るまで取りたいものが取れないなんてこともあります。

限られた今ある居住スペースの中で、車椅子利用者が一人で必要なものを取れるようにするには、モノを減らして手の届く場所にコンパクトに収納することが求められるのです。

断捨離は当事者以外も住みやすくなる

私の個人的な考え方ですが、バリアフリーというのは全ての人にとって使いやすい、暮らしやすいものであるべきだと思います。

障害者に配慮するあまり、健常者の方が不便を強いられるようであっては真のバリアフリーとは言えないと思います。また、ある障害の配慮をしたことにより、別の障害の方が使いにくくなるといったことも解決していかなければならない課題だと思います。

 

家の中のバリアフリーで例えれば、足腰の弱くなったご家族のために階段昇降機を設置するケースがあります。

もちろん、家の構造上それがないと生活ができないという場合は必要でしょう。

しかし、階段昇降機をつけることによって、階段の幅はそのぶん小さくなってしまいます。それでは階段を普通に昇降する方にとってはちょっと不便になってしまいますよね。

もし可能なら、階段昇降機をつけるよりも、当事者が階段を使わなくても良いスペースで生活できるようにした方が、お互いにとって住みやすいかもしれません。

「断捨離はバリアフリーの基本」

このようなタイトルの本記事ですが、断捨離は住み心地が悪くなる人がいない究極の方法です。中には部屋がごちゃごちゃしていた方が落ち着くと言う方もいるかもしれませんが・・・

 

断捨離をすることで、いらないものを処分できて部屋が綺麗になります。

綺麗な部屋は気分を明るくしてくれるものです。

忙しくてなかなか部屋を片付けられず、きっかけがないと家の片付けができない状況だったところに、スペース確保のために部屋を片付けるきっかけを作ってくれたと捉えることができたら、当事者もご家族も、お互いにとって明るく過ごせるのではと思います。

どうしても、病気や怪我で障害を負ってしまった・・・と言うと、マイナスなことばかり浮かんでしまいます。特に最初は右も左もわからない、相談できる場所が少ないなどでご家族だけで抱え込んでしまいがちです。

そんな時に、少しでも明るい話題ができたら素敵だと思うのです。

 

部屋を片付ける、これだけでも随分と車椅子でできることは増えると思います。

お金もかからないし、住んでいるみんながより気持ちよく過ごせるようにもなります。逆に、せっかく設備を整えても、手すりの前にモノを置くなど部屋にものが溢れていると、設備が使えないただの飾りになってしまいます。

 

まずは部屋を片付ける、スッキリした部屋で快適な生活を送りましょう。

 

最後までお読み頂きありがとうございました。

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